スタミナの代名詞ニンニク
西船南口中央整骨院が我が家と同じぐらい大好きな院長の杉野です。
今月は好物のニンニクについて書きます。
【特徴】
にんにく独特の刺激臭の正体は、イオウ化合物の一種のアリシンです。
アリシンは強い殺菌力を持ち、ビタミンB1の吸収を高めて、その効能を強化・持続させる働きがあります。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復や体力増強に役立ちます。
さらに、にんにくは、スコルジニンという成分を含んでいます。
これは新陳代謝を活発にして血行やホルモンの分泌を促すので、冷え症の改善、強精・強壮効果があります。
さらに抗酸化作用があるセレン、血圧を正常に保つカリウムなども含まれます。
しかし、アリシンは殺菌作用が強く、食べ過ぎると腸内の善玉菌まで失われます。
生にんにくなら1日1片、加熱なら1日2片を摂取の目安にしましょう。
【調理のポイント】
刺激臭を伴いますが、アリシンの効能を生かすなら切るか、潰すとよいでしょう。
熱を加えるとアリシンは分解されて、効能も消失します。
炒め物などによく使われる、「にんにくの芽」(茎の部分)には、β-カロテンやビタミンCが豊富です。
【にんにくの選び方】
茎・頭の茎の部分がよくしまっているもの。
頭皮がよく乾燥し、白くてツヤがあるもの。
粒が大きく、重くて堅いもの。
【にんにくの作用】
にんにくは風邪撃退の常備薬。
香りの成分アリシンには強い抗菌・殺菌作用があり、ウイルスや細菌から身体を守ってくれます。
食べ過ぎないようにして、免疫力を高め、風邪に負けない身体をつくりましょう。