腰痛の症状や原因とは?痛みを和らげる方法や予防方法を解説
腰痛
腰痛とは?
「腰痛」とは、実は疾患の名前ではなく、腰部を主とした痛みやハリと言った症状の総称です。
期間別では、急性腰痛(発症から4週未満)、亜急性腰痛(発症から4週以上3か月未満)、慢性腰痛(発症から3か月以上)に大別されます。
さらに、その中でも、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、原因が明らかな腰痛が全体の15%、ぎっくり腰も含まれる、原因が明らかでない腰痛が全体の85%となっています。
大まかでもいいので原因となっている部位をはっきりさせることです。
筋肉由来で痛みが起きているのか、関節部の問題なのか、それらを理解することから腰痛改善の第一歩がはじまります!
腰痛になってしまう主な原因と
メカニズム
人間の身体は元来腰痛になりやすい構造をしています。
胸背部は背骨から肋骨が付着し、胸骨を伴って身体を支えます。
骨盤部では腸骨、坐骨、恥骨と言った骨の組み合わせで大きな骨盤を形成し、上半身の重みを支えます。
その間にある腰部には、背骨しか存在しません。
そのため、上半身の荷重を支える役割を大きく筋肉に依存することから、デスクワークでの長時間の同一姿勢や前かがみのような動作を繰り返して腰に負荷をかけ続けると、簡単に筋肉疲労を起こしてしまいます。
その状態でより強い負荷が加えられると関節捻挫や筋肉が挫傷するなど、腰はもともと構造的に弱く、補強する筋肉が衰えたり、過度の負荷に対してとても脆いのです!
腰痛の痛みと主な症状
腰痛の主な症状や痛み方は、腰痛症の急性期と慢性期で大きく異なります。
腰痛症の急性期は、腰に強い痛みと炎症が生じ、前後屈や回旋動作が制限され、多くの方は動けないと言ったケースもあります。
腰痛症の慢性期は、急性期ほどの激しい痛みはありませんが、鈍痛や重圧感、動作や姿勢によって痛みが増幅し、臀部や大腿部などにしびれや痛みが生じたりします。
冒頭に「大きく異なります」と書きましたが、実際は判断の難しい部分があります。
それまで腰痛の経験がない方は、「動けないほどでもないな」と思われたり、すでに経験された方でも、「これくらいなら大丈夫」と思うかもしれませんが、根拠に乏しい自己判断はとても危険です。
腰痛の対処法と注意点
腰痛への対処でポイントとなるのは、
①急性期では、炎症の有無を確認すること
②慢性的な腰痛では、根本的な原因をしっかり見極めること
急性期に炎症を伴う場合は、はじめにしっかりとアイシングを行い、早急に炎症を引かせましょう。
炎症が引いた後は、筋肉や関節が固まらないように動かしていく必要があります。
慢性的な腰痛に対して繰り返しマッサージやストレッチを行っても、根本的な原因に届くアプローチでなければ、すぐに痛みがぶり返して一時的な効果しか得られません。
①②をご自身で判別するのは非常に難しいと思われますので、腰痛からの根本的な回復を目指すためには、いち早く対処することをおすすめします。
腰痛の施術法、即効性のある対処法
当院では、腰痛に即効性が期待できる施術法として、「ハイボルト療法」を採用しています。
ハイボルトの特徴は、
①炎症の抑制
②赤筋(インナーマッスル)の活性化
③疼痛閾値を上げて神経痛を抑える
さらに原因となった部位をみつけ出すことも可能です。
院での施術について「直後は良いけど、すぐに痛みが戻ってしまう」と感じる方もいますが、前述の効果に加え、原因となった部位に対して冷温罨法、テーピングやコルセットと言った従来の施術との組み合わせにより、多くの「痛みの戻り」は解消されます。
計画的に施術を行えば、同じような腰痛を繰り返さない身体を手に入れることも可能です。
お困りの際は、ぜひ一度ご相談ください!
整体が向いている腰痛
整体が向いている腰痛は、ぎっくり腰などの急性のものより、姿勢不良や筋力不足が影響している腰痛です。
もちろん、ぎっくり腰についても症状が軽快し、根本施術に入った段階で整体が必要になる場合もあります。
しっかりと根本的な原因を見極め、悪い癖が染みついた生活習慣を見直していく過程で、ご自身の努力ではどうにもならない、骨盤のゆがみや筋力のアンバランスに関しては、整体を実施することで一定程度の改善が見込めます。
ご自身の身体が「ゆがんでいる気がする」と言う感覚を日常的にお持ちの方も多いと思います。
腰の痛みが本格化する前に、当院で整体を受けていただき、腰痛と無縁な生活が送れるようにしましょう。
腰痛に関するQ&A
Q. 腰痛によく効くストレッチ方法は何ですか?
A. 緊張した筋肉をほぐすストレッチが有効的です。
筋肉の緊張が和らぎ、可動域が広がり、腰椎への負担を軽減できます。
「腸腰筋のストレッチ」や「脊柱起立筋のストレッチ」がおすすめです。
Q. 腰痛の原因は何ですか?
A. 腰痛の原因は様々ですが、最も一般的な原因としては、筋肉や靭帯の緊張、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症などが考えられます。
まず、身体の状態を確認し、根本原因を見極め、症状改善を図りますので、ぜひ一度ご来院ください。
Q. 腰痛になったのですがお風呂は入れますか?
A. 38~40度のぬるめのお湯をいれ、みぞおちぐらいまで浸かるようにしましょう。
おすすめの入浴時間は、20~30分程度です。
Q. 腰痛の改善には腹筋を鍛えればいいと聞いたのですが、本当ですか?
A. 改善の効果は期待できます。
腹筋が低下することで、姿勢不良になり、腰痛の原因になりえることがあります。
腹筋を鍛えることで、正しい姿勢になり、脊柱や関節への負荷を均等に分散し、腰部の安定性を向上させることができます。
Q. ぎっくり腰を再発しないためにはどのようなことに気をつけて生活すればよいですか?
A. 「座り続ける時間を減らす」「お風呂で身体を温める」「普段から運動を行う」を意識して生活しましょう。
Q. 腰痛の施術を受けるときどのような服装で行けばよいですか?
A. 動きやすい服装でお越しいただければと思います。